代表的な症状
こんな症状ありませんか?
不整脈による症状は、動悸、めまい、息切れ、意識消失、胸痛等があります。これらは心臓や脳への血流低下等が原因で、生活に支障がある場合は医師の診察が必要です。
タイプ別による症状
不整脈は自覚症状がある場合と、自覚症状がなく健診などで見つかる場合もあります。
不整脈のタイプ別による主な症状には以下のものがあります。
①頻脈(高頻度の脈拍)
- 急激な心拍数の増加
- 強い動悸感
- 息切れや呼吸困難
- 疲労感や倦怠感
- 不安や焦燥感
②徐脈(低頻度の脈拍)
- 心拍数の遅さを感じる
- ふらつきやめまい
- 意識の消失や失神
- 集中力の低下
- 疲労感や倦怠感
③期外収縮(不規則の脈拍)
- 心臓が一時的に異常なリズムになる感覚
- 「心臓が飛び跳ねる」ような感覚
- 心臓の異常な拍動を感じることがある
- 焦燥感や不安感
症状とその要因
動悸
脈が速い不整脈によく見られます。
いつもより強い心拍や心臓の不規則な拍動を感じることがあります。
胸のドキドキ感や、脈が速く打ったりする感覚、胸が締め付けられるような感覚が挙げられます。
めまい
脈の乱れによって起こることがあります。
不整脈によって脳への血液供給が低下することがあり、めまいや失神を引き起こす可能性があります。
特に不整脈が重篤な場合、この症状が起こることがあります。
息切れ
心臓が過剰に働いているため、息切れを感じることがあります。
不整脈によって心臓のポンプ機能が低下し、身体に酸素を十分に供給できなくなります。
軽い運動や安静にしていても息切れを感じたり、息を吸うのが苦しい、呼吸が速くなるなどの症状があります。
意識消失
特に脈が飛ぶタイプ(期外収縮など)に特有です。
意識消失は、脳への血流が一時的に減少するために起こります。
めまいや立ちくらみ、視野が暗くなる、けいれんなどの症状が挙げられます。
胸痛や胸の不快感
人によっては胸がなんとなく不快になったり、胸痛を感じることもあります。
痛みは締め付けられるような感覚や、何かに押されているような圧迫感があるケースもあります。
胸痛は心臓が原因でない場合が多いですが、中には狭心症や心筋梗塞が原因の可能性もあります。少しでもおかしいと思ったら、病院の受診がおすすめです。
その他の症状
上記以外にも、冷や汗や吐き気、疲労感などを感じることもあります。
ただこれらの症状は、不整脈以外にも、さまざまな原因によって起こり得ます。
例えば、運動、緊張、興奮、カフェインの摂取、喫煙、甲状腺機能亢進症などです。
症状が「頻繁に・長時間・日常生活に支障をきたすほど」続くようならば、医師の診察を受けて、不整脈かどうかを診断することが重要です。